Invitation / 海外ホロトロピック・ブレスワーク体験記

今年の4月に初めて海外まで行き、ホロトロピックブレスワークのモジュールに参加してきました。
その時の経験が、更に私のブレスワークへの思いとブレスワークへの確信度を大きくあげた経験となりました。その時のことをお話ししたいと思います。

 4月、ホロトロピックブレスワークのモジュール(ファシリテータートレーニングコース)でオーストラリアのタスマニアに行ってきました。

“ホロトロピックブレスワーク”は、ブレスワークの産みの親であるスタニスラフ・グロフ博士が考案した手法で、50年前から変わらない厳粛なやり方を守っています。
その厳粛なやり方にパワーがあると個人的に感じていましたので勉強したいと思っていました。

現在世界中で行われている様々なブレスワークの本家本元の手法(テクニック)とも言えます。

基本中の基本であるホロトロピックブレスワークを学ばずして、ブレスガイドの道を追求できないと感じていましたので念願のモジュール参加でした。

ホロトロピックブレスワークは“インナーヒーラー”の力を絶大にリスペクトしています。インナーヒーラー=自己の癒しの力(自然治癒力が体を治すように、インナヒーラーには心を治す膨大な力があると考えます)

この力にそった治療法がホロトロピックブレスワークの主軸ではないかと思いました。

最初のモジュールの「ボディーワーク」が、凄すぎた!

セッション中、またはセッション後の体の状態や感覚にフォーカスしたリリースワークです。

自分の体を実験台にして練習をしあう。体の上に乗ったり、横にピッタリ張り付いて相手を抱え込んだり、、、

力の入れ具合や体重のかけ具合で、体に溜まった感情やエネルギーが、反発のような勢いで放出される。これは言葉で言い表せない!本当に体が反応して感情のリリースが起こるから驚いた。

「わっ!ボディーワークって凄い」「これ、習得したい!」と思った。
これならもっとブリーザーの溜まった感情を出す手伝いができる!と感じた

ブレスワークの更なる可能性とパワーを感じた「ボディーワーク・モジュール」だった。
そして「ボディーワーク・モジュール」が終わった次の週、

ついに私の人生で圧倒的な「大きなトラウマ」と真っ正面から向き合うセッションを体験する事になった。
タスマニアにきて、10日がすぎた3回目のブリージングセッションだった。

海外でのブリージングは、非日常を経験しているせいか、回を増すごとに深い経験になった。

その回も3時間がすぎ、音楽も終わり、それなりに気づきがあり、リリースも起こったので「もう終わった」と思いファシリテーターにチェックアウトをしてもらっていた。

ファシリテーターに「体に違和感のある箇所はありますか?」と聞かれて、自分の体をボディースキャンしてみると、胸の肺のあたりがモヤモヤしたので、そう伝えると「ではそこに呼吸を送って」という!

なので、そのモヤモヤを感じながらモヤモヤを吸い込むように呼吸を続けていった。

しばらくその呼吸を続けていると、、、突然「ヒックヒック」と息が引き攣るような呼吸に勝手になった。

引き攣ってうまく呼吸ができない!苦しい!息ができない!「ヒックヒック、ヒックヒック」と次の瞬間「あっ!この呼吸知ってる!」「小さい時のあの呼吸だ」「父に怒られた時のあの呼吸だ」と思い出した瞬間にど~~~とダムが崩壊するかのように、あの時の情景と感情が蘇ってきた。

父は怒り出すと見境がつかなくなり、怒鳴り散らし手をあげた。

泣くと更に叱られるので、「ヒックヒック」と息を殺して泣くのも怖いのも我慢して、これ以上父を刺激しないように、叱られないように

「ヒックヒック」と息が詰まってうまく呼吸できなかった!
あの時の呼吸だ!あの場面がど~~~とフラッシュバックしてきた。
身体中が震えた。ブルブルと震えが止まらなかった!
まさに再体験している体験だった。

ファシリテーターRuth(ルース)が震える私の体の上に乗ってボディーワークをして、耳元で「Yes!Yes! もっと感じて、もっと感じて」と囁く

私は体を抑えられている力に反発して暴れて「やめて!やめて!叩かないで!叩かないで!」と叫び出した。

するとファシリテーターRuthが耳もとで「もっと叫んで、もっともっと」というので、更に大声て叫んだ!

体の震えは止まらず、ブルブルしながら恐怖と怒りと悲しみと憎しみと、、、、沢山の押さえつけてきた父への感情を吐き出し、叫び続けた。

吐き出しながら、50年間これが言えなかったんだ!怖いと感じることさえ抑えつけてきたんだ!

それが分かったら「よし全部出してやる」そう思って「Don’t hit me.Don’t hit me. I’ll kill you,I’ll kill you.叩かないで!叩かないで!」となぜか英語と日本語が混じった叫びを連呼していた。

私を羽交い締めにしているファシリテーターRuthに反発するように力一杯暴れて、叫んで、叫び通した。

涙と鼻水と、叫びすぎてボロボロになった喉と、暴れすぎてクタクタになった体と、吐き出し切った感情で、セッションは終わった。

音楽が止まってから2時間が経過していた。合計5時間のセッションだった。

私は放心状態で心も体も疲れきって、喋ることもできなかった。

その日のシェアの時間は「Sorry. It was so hard ! I can not say anything.」といってシェアをパスした。
しばらく誰とも話せなかった。

そして、その“偉大なるセッション”で、ずーっと私の上に乗って耳元で囁きながら、ボディーワークで、2時間サポートし続けてくれた絶大な信頼のファシリテーター“Ruth”です。
彼女は“アボリジニの語りべ”という先祖代々受け継いた役割を担っています。
モジュールの中で、彼女がアボリジニのセレモニーをしてくれました。

彼女の瞳は澄んでいて、彼女の声と言葉は心にスーと入ってきて、アボリジニ語がわからなくても、大昔からアボリジニは大地と共に生活し、自然を敬い自然と共に生き、生きものすべてと繋がり敬意を持ち、神と自然と一体になっていた事を感じる神聖なセレモニーでした。

彼女のサポートのおかげで、私のあのリリースがありました。
大きな導きを感じています。

Ruth

長くなりましたが、読んでいただいて本当にありがとうございました。
あまりにも伝えたくて、長々と書いてしまいました。
(最後までお読み頂き本当に感謝です!)

皆さんとまたお会いできることを楽しみにしています。
皆さんの意識の解放とご多幸を心より祈っています。

ブレスワークが皆さんの人生を豊かにするきっかけとなりますように🙏
愛と感謝を込めて❤️